仙崎の旅 その22

亜子さんは「なおこちゃん」に連れられて、バスで母君の家に向かいました。 博多駅からも、高速道路からも、福岡国際空港からも近い御自宅は、 つまりは、アメリカからも近いという事。 亜子さんは、おったまげてしまいました!!☆☆☆ ・・・・ところで、 仙崎で寒い2日間を過ごした亜子さんは、何やら喉がイガイガして参りました。 「PM2.5かも知れないね」。 その夜…

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仙崎の旅 その21

バス車中1泊+仙崎1泊2日の、 長い長ぁーーーーい旅の終わりに、やっと「なおこちゃん」の待つ、大都会・博多駅に到着しました。 JR博多駅ビルの中をウィンドウショッピングしてから、お茶を飲みに行く事にしました。 「キャンベル・アーリー」にて。 お客様達が長い行列を作っています。大人気のお店らしいです。 店内は、たいそう落ち着いていて、かつ、とてもお…

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仙崎の旅 その20

小学校で習った、あの「関門トンネル」をくぐり抜け、ついに九州にやって来た亜子さんは、 新幹線に乗り換えるべく、小倉駅で降りました。 ・・・・山口県の在来線とはうって変わり、新幹線の駅の、何と都会的な事ぞ! 東京駅から16時間も、延々と狭いバスに揺られ、やっと萩で「解放」された亜子さんが触れた空気は、 人々も町も、全ての時間が、のぉーーーんびりと流れ、 まさに「金子みすヾ」さ…

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仙崎の旅 その19

亜子さんは非常に焦っていた。 仙崎のホテルでボンビーディナーをしつつ「なおこちゃん」に電話をした亜子さん。 「仙崎の蒲鉾買ったよ。お母さん、食べられるよね」。 「まぁ、食べられるけど・・・・ねぇ、お母さん、亜子さんがお土産買ってくれたよ。今、仙崎にいるよ」。 「山口の『ういろう』が食べたい」。 「え゛っ!?」。 「山口の『ういろう』は、上品な味なの。山口の『う…

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仙崎の旅 その18

山陰本線「みすヾ潮彩号」の車窓の外は、海が一面に広がっています。 サービスの一環として、ビューポイントで停車してくれるので、写真撮影を楽しめます。 海水が綺麗です!☆ 何かいるんでしょうか!? 天候は、再び寒い雨が降り始めます。 14時56分、ついに下関に到着です。 素敵な思い出をくれた「みすヾ潮…

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仙崎の旅 その17

山陰本線「みすヾ潮彩号」は、仙崎から2時間かけて下関へ向かいます。 山陰の海と言えば、亜子さんは「夢千代日記」に描かれている情景が浮かびます。 さて、一体全体、どんな海を見せてくれるのでしょうか!? 突然、同じ車両に腰かけていたオジサンが喋り始めます。 何と、指定席車両のサービスとして「紙芝居」の上演があるのです!☆ 仙崎から下関に向…

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仙崎の旅 その16

「仙崎」駅12時47分発、「下関」駅14時56分着、「みすヾ潮彩2号」乗車。 アールデコ調のデザインに統一された「みすヾ潮彩号」は、指定席車両+自由席車両=2両編成。 運行日は、土日祝のみ。 仙崎へ行くからには、何が何でも、絶対に乗りたかった列車です。 亜子さんは、指定席に座りました。 指定席車両は、日本海側を観覧できるように作られています。(ピンボ…

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仙崎の旅 その15

人工島は、実は「みすヾ」さんが詠んだ「仙崎八景」の一つ「弁天島」と陸続きになっています。 「弁天島」の詩碑。 ある日「北の」国の「船乗り」がやって来て、 「ここには惜しい」ほど「かわいい島」だから「網」をつけて「貰っていくよ」と言うので、 大変だ!と「みすヾ」さんは、慌てて見に行くと、 「弁天島」は、見慣れた海にぽっかりと輝いて有りました・・・・。 生まれ育った仙…

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仙崎の旅 その14

亜子さんが、どぉーーーーしても乗りたかった「みすヾ潮彩号」は、12時47分発。 まだまだ時間はたっぷりあります。 10時にチェックアウトした亜子さんは、仙崎漁港に出てみました。 仙崎漁港から見える「青海大橋」と「王子山公園」。 これから「弁天大橋」を渡り、人工島へ行ってみます。 水産業振興を目的に、昭和63年から5年をかけて作られた人…

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仙崎の旅 その13

その晩、亜子さんは風邪をひいてしまいました。 仙崎は、前日までとても暖かな日が続いていたようですが、 亜子さんが到着した当日、突然気温が下がり、オフシーズンの町は一層寒々としていました。 ・・・・「仙崎温泉」は無いが、せめてホテルのお風呂でじっくり温まろう。 再びホテルに戻ったのだが、どういうわけか、館内も寒い。 2階の部屋に戻り、エアコンの温度を上げることにしまし…

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仙崎の旅 その12

「竜宮」を堪能し、大満足の亜子さんは、そろそろ「現実社会」に戻る時がやって参りました。 明日のお土産&今宵の夕食。 博多で待つ「なおこちゃん」宅へのお土産をどーするか。 古い町並みを残す仙崎の町には、これといったお土産屋さんがありません。 当然の如く「仙崎饅頭」なんてのも無い。 亜子さんは、刻々とやって来る「制限時間」との戦いが始まります。 ・・・・どーしよー…

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仙崎の旅 その11

「みすヾ」さんは「王子山公園」から見た仙崎の町を、 「木の間に光る銀の海」の中に「竜宮みたいに浮かんでる」。 ・・・・と描写しています。 亜子さんが、東京から遥々ここまで来たのは、その光景をこの目で確かめたかったからに他なりません。 大正末期~昭和初期、こんな小さな町に生まれ育ったにも関わらず、 彼女が、類稀なる感性と壮大なスケールの世界観を…

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仙崎の旅 その10

仙崎駅から真っ直ぐに続く「みすヾ通り」は、古い町並みが保存されています。 「みすヾ」さんの詩で詠まれている「極楽寺」や「祇園社(八坂神社)」も有ります。 「青海島」への渡し舟発着場があった場所に立って。 右に見える「青海大橋」を渡りさえすれば、桜が沢山咲いている「王子山公園」は、すぐ近くのようです。 ・・・・よし!日没には未だ時間があるし、走ってで…

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仙崎の旅 その9

仙崎の町全体は「みすヾ」さんワールドです。 町全体で、古い町並みを保存しています。 「白井酒食品店」。詩の中で詠まれている「角の乾物屋」の跡地です。 店の角に「角の乾物屋」の碑が見えますか? 2軒向こうには「金子文英堂」も見えますね。 夕日に照らされた町並み。秋の夕暮れ時ならば「角の乾物屋の」の世界を堪能出来る事でしょう。 町のガイドさ…

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仙崎の旅 その8

仙崎の町全体が「金子みすヾ」さん一色に染まっています。 実はこのモザイクアート、見る角度を変えると・・・・ 「みすヾ」さんの顔&仙崎の海が現れるのです!☆ 仙崎出張所&公民館の壁面には、沢山の「みすヾ」さんの詩が貼られています。 3枚目が剥がれてしまっていますが、この詩は亜子さんの大好きな「積った雪」という作品です。 「金子み…

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仙崎の旅 その7

亜子さんが予約したのは「青海島観光ホテル」。 漁港を眺めつつ、県道を歩いて行くと到着です。 ・・・・ホテルというより、民宿に近いな。 玄関を開けてみると、宿泊者の名前が書かれています。 ・・・・亜子さん含めて3団体か、いや、3人だったりして。 「ごめんくださーい!」。 声を掛けますが、返事がありません。 「こんにちはー!」。 「ごめんくださーーい!」。…

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仙崎の旅 その6

「いいこと通り」を直進すると「仙崎」駅に到着します。 駅舎に入ってみました。 「金子みすヾ」さんの顔が描かれています。 近づいてみると・・・・ 蒲鉾板に書かれたメッセージを集めて作製されていたのです!☆ 古い漁村の町・仙崎は、蒲鉾の名産地です。 「仙崎」駅前の交差点。「いいこと通り」&「みすヾ通り」。 さて、お腹が空いた亜…

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仙崎の旅 その5

「晴れ女・亜子さん」登場で、仙崎の町は少しずつ日が差して来たようです。 亜子さんは、明日、どぉーーーーしても乗りたい列車があるので「長門市」駅で予約する事にしました。 「仙崎」駅~「下関」駅を走る特別列車「みすヾ潮彩号」に乗り、 さらに「下関」から「なおこちゃん」の待つ「博多」駅まで行くのです。 「お客さん、下関からわざわざ新下関に行く必要は無いですよ。余計にお金が掛かってし…

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仙崎の旅 その4

「東萩駅」を出発した路線バスは、鬱蒼とした山の中を延々と走り続けます。 「鎖峠」「兎渡谷(とどろき)」「湯免温泉」・・・・ こうした、バス停留所の名称は、山口県がホントに物凄ぉーーーい田舎だという事を強く印象づけます。 ・・・・それにしても、ホントに「海」に到着するのでしょうか!? 何やら心がザワつきます。 「東萩駅」から1時間後、周辺がふっと明るくなったかと思うと…

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仙崎の旅 その3

本blog愛読者の方々、大変お待たせ致しました。 「仙崎の旅」続編をお楽しみ下さいませ!☆ 4月4日(金)19時30分、東京都八重洲南口を出発した高速バスは、 沼津SAと宮島SAで休憩を取るのみで、雨嵐の中を一晩中走り続け、 交通渋滞のために、幸か不幸か、1時間も遅れて、終点「萩バスセンター」に到着しました。 東京駅を出発した時には満席だったバスの乗客は「岩国」界隈で次…

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仙崎の旅 その1

無事にライブを終えた亜子さんは、念願の、金子みすゞさんの故郷・仙崎へ一人旅する事になりました。 亜子さんの住む神奈川県相模原市から、山口県仙崎へ行くためには、どう調べても、何処かで1泊しなければなりません。 ボンビー亜子さんは、夜行バスで行く事にしました。 夜7時30分に東京駅を出発し、延々と15時間もバスは走ります。 …同じ時間だけ飛行機に乗ったら、ナオコちゃん…

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