仙崎の旅 その17
山陰本線「みすヾ潮彩号」は、仙崎から2時間かけて下関へ向かいます。
山陰の海と言えば、亜子さんは「夢千代日記」に描かれている情景が浮かびます。
さて、一体全体、どんな海を見せてくれるのでしょうか!?
突然、同じ車両に腰かけていたオジサンが喋り始めます。
何と、指定席車両のサービスとして「紙芝居」の上演があるのです!☆
仙崎から下関に向かう列車の中では「巌流島の戦い」を、
下関から仙崎に向かう列車の中では「金子みすヾの生涯」を上演してくれます。
太鼓などの楽器も使用し、本格的な紙芝居です。
たいそう素晴らしい語りだったので、亜子さんはお礼を述べました。
そして、亜子さんもボランティアで「金子みすヾ」さんの作品を神奈川県に広める活動をしている事を話すと、
何と!特別に「金子みすヾの生涯」も上演して下さる事になりました!☆
波乱に満ちた「みすヾ」さんの生涯を端的に描いたストーリーです。
「みすヾ」さんが最期を迎える前夜、愛娘と入浴する温かな場面が印象的です。
「読みます会・青い鳥」会員、下関市在住「ささき きよし」氏。
たいそう体力を消耗する「語り」を、2作品も続けて演じて下さり、誠に有難うございます!☆☆
この記事へのコメント
宮星
スクリーンや液晶画面を使わずに、生の絵でやる紙芝居・・・オジサンも気合が入ってますね!
金子みすゞさんは、26歳の若さで亡くなられているんですね!
最後の絵が・・・印象的です。。。
お返事:亜子より
みすヾさんは二十歳頃から詩作を始め、わずか6年程で、掌サイズの小さな手帳3冊に、515編の詩を書き残しました